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冷えない冷蔵庫

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今回は冷えない家庭用の冷蔵庫に関してです。 原因には自動車エンジンの故障と同様に色々な原因が考えられますが、サーモスタットの故障の場合が多いと思われます。 この場合は、庫内には凍っている箇所もあるにも拘わらず余り冷えないのが症状です。 

私自身も約30年前にGEの冷蔵庫で、サーモスタットが壊れて居る事を突き止め、交換して直した経験があります。 この時初めて冷蔵庫にヒーターが付いている事を知り、ヒーターが定期的にオンになって凍った氷を溶かし、冷気が出る様にする事を知りました。

私の場合は大分昔で、次のビデオに示されている冷蔵庫の構造に似ていて、サーモスタットの交換方法は全く同じでした。
https://www.youtube.com/watch?v=z-h541_14ZE

新しい冷蔵庫は次の様なタイプかも知れません(メーカーに依って異なるのかも?)。 
https://www.youtube.com/watch?v=JAQlvBi1sKs

尚、サーモスタットは次の方法で機能を確認出来ます。
https://www.youtube.com/watch?v=zmdsBkO46dk

参考:
アメリカと日本では色々な面で異なります。
日本の冷蔵庫はドアーや引き出しが沢山付いていますが、アメリカの冷蔵庫は最近まで全てドアーが2個(上下、又は左右)しか付いていませんでした。  今でもドアー2個が沢山販売されていますが、最近の大きな冷蔵庫は、冷蔵庫部分にドアー2個と冷凍庫に引き出し1個が付いて居るタイプが増えています。

アメリカでは家庭用電化製品(アプライアンス)の部品を専門に販売する店があり、其処に行けば殆どの部品が入手可能です。 部品はアプライアンス本体に比べて高価ではありますが、部品を交換した方が有利な場合もあります。 今回の様な場合のサーモスタットは、$20(最初のビデオ)です。

30年ほど前に、洗濯乾燥機(ガス式)の内部が燃えた事がありますが、原因は乾燥機を回すベルトが切れた為に一箇所だけを熱して内部の衣服が燃えた為です。 サーモスタットが乾燥ドラム内に1個、ガスバーナー付近に1個、そしてもう1個が何処かに付いていて、合計3個付いていましたが、その3個(2個?)が機能をしていませんでした。  3個(2個)のサーモスタット、ベルトや、焼けて変形したゴム製の枠やフエルト製シール材を交換して又暫く使いました。 部品代は$70-$80だった様な気がします(新品乾燥機は当時$300前後)。

最近はインターネットでYoutube等のビデオで修理の説明を見る事が出来、又、ポピュラーな機種の部品表やサービスマニュアルを見付ける事も出来ます。  残念ながら、日本の冷蔵庫の機種とアメリカの機種は異なりますが、全く同じ機種の説明では無くても故障や修理の知識を得る事は出来ると思います。 

日本の場合は規制があると思われますので、法律に従って、安全な手段を取って下さい。

チョーク芸術

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以前、道に書かれた立体建造物を見た事がありますが、今回友人から送られて来たこれらの作品を見て驚きました。

どの作品も立体感が抜群ですが、上のカタツムリの写真の触角に注目しますと、右の触角は歩道に描かれて居るのに対して、左の触角は歩道に立っている柱が利用されています。 カタツムリ全体の大きさ、触角の太さ、位置、角度等が全て計算されて居る事にも驚かされます。

大分古いものもありますので、私だけが知らなかったのかも知れませんが?

ビデオ:
https://www.youtube.com/watch?annotation_id=annotation_2830956387&feature=iv&src_vid=zgyb7DRdczU&v=Oz6oRZ53nrY

https://www.youtube.com/watch?v=zgyb7DRdczU

如何に経費を下げるか、 バッテリーとタイヤーに関して

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無駄な経費を省き、RVライフを楽しむ為にはメインテナンスが重要ですが、自分で修理を行わない方も次の二つの事で相当効果があると思います。 

その二つとはバッテリーとタイヤのチェック(メインテナンス)です。 何れも“高価”であると同時に定期的に交換が必要な消耗部品だからです。 その為、常に気を配ってより長く使用使用する事で無駄な費用が節約出来ますが、無視をしますと短期間、場合に依っては1年以下で駄目にして仕舞う可能性もあります。 経験者も居る筈です。 簡単なチェックをし、素早く対応する事で安全で経済的なRVライフを楽しめます。

バッテリー:
何度か書きましたが、ハウス用のバッテリーにはサイクル(デイープサイクル)バッテリーが不可欠です。 RVや船に興味がある人以外は馴染みが薄い様で、ホームセンターの店員さんや自動車部品店の店員さんは知らない人が多くて取り扱いをしていません。 以前(3年位前)、ホームセンターの自動車部品売り場に、バッテリー販売(製造?)会社から派遣された方とたまたま話をする機会がありました。 その時に、アメリカでデイープサイクルバッテリーと呼ばれているバッテリーが日本ではサイクルバッテリーと呼ばれ、サイクルバッテリーは余り知られて居ない特殊な物である事を知りました。

マリーンバッテリー:
キャンプ場(道の駅)で宿泊する度に照明を使ったり音楽を聴いてエンジン(自動車)用バッテリーの電圧低下を繰り返しますとバッテリーの寿命は1年以下になる可能性があります。 従って、この様な使用の仕方を続ける際は、エンジン用のバッテリーでは無くマリーンバッテリー(船舶用)の使用をお勧めします。 マリーンバッテリーは一般の自動車エンジン用バッテリーより高価ですが、エンジンをスタート出来る瞬発力と耐久力を兼ね備えていて、又、サイクル(デイープサイクル)バッテリーほど高価ではありません。 アメリカではACデルコのボエッジャー(AC Delco Voyager)がポピュラーでした(昔)が、同じ様なマリーンバッテリーが日本でも手に入れる事が可能だと思います。

サイクル(デイープサイクル)バッテリー:
RVにエンジン用とハウス用の別々のバッテリーが搭載されている場合は、ハウス用には必ずサイクル(デイープサイクル)バッテリー、又はマリーンバッテリーを使用し、自動車エンジン用のバッテリーの使用は避ける冪です。 その方が初期投資は大きくても長い目で見れば、ズーと得に成ります(サイクルバッテリーには異なる種類がありますがここでは省略します)。
しかし、例えサイクル(デイープサイクル)バッテリーでも、電圧を下げればその程度により寿命は短くなります。 バッテリーの寿命は電圧を下げる回数と共に、下げる電圧量に指数関数的に短くなります。 
バッテリーの種類、使用温度、バッテリー会社の見解等により異なりますが、100%満充電は12.8V、0%は10.5V(11.8V)として、妥当な電圧下げ量(DOD=Depth of Discharge)の目安としては約50%、即ち12.2V以下に下げない様に心掛けるのが良いとされています。 時には下げ過ぎて仕舞う事もあって当然ですが、その場合は低い電圧を維持せずに出来るだけ早く満充電に戻す事も寿命を短くしない秘訣です。

バッテリー メインテナンス:
最初に書きました様にメインテナンスは大切です。 バッテリーの場合は電解液が十分に入っていて端子に緑青が付着していたりバッテリー表面に汚れがこびり付いて居ない事を確認します。 一般的に毎月一回と言われて居ますが、此れは何らかの理由で過充電が起こりますと短期間の間に電解液の量が下がって電極が電解液から露出し、バッテリーの寿命を短くして仕舞う可能性があるからです。 電解液が減っている場合は当然、蒸留水を足す必要がありますし、過充電が起こらない事を確認する事も大切です。 即ちオールタネーターの電圧が14.5V以下、長期の充電の際は13.3V以下である事を確認する必要があります。

電解液が自動的に、又は簡単に補充出来る為のバッテリーに取り付ける器具も販売されていますが、意外と高価です($60-$100以上)。  しかし、バッテリーは電解液の量を確認し難い所や補充が難しい場所に格納されている場合が多く、この様な器具を利用する人は珍しくありません。
https://www.google.com/search?q=battery+watering+system&biw=1236&bih=706&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=NcSqVO39A4yxogT1x4KIAg&sqi=2&ved=0CAgQ_AUoAw

電解液を減らさないアイデイア:
• ミネラルオイルの添加
完全に密封されているバッテリーの場合は別ですが、バッテリーの上部にキャップが付いている場合は僅かづつ電解液が減ります。 しかし、バッテリーに僅かのミネラルオイルを加える事で電解液の減りを大きく軽減させる事が出来ます。

ミネラルオイルは、便秘用や肉屋さんが使う厚いまな板の割れを防ぐ(Butcher Oil)為に売れれています。 バッテリー専用の同じ目的の添加剤も販売されていますが基本的にはミネラルオイルと思われます。 同様のミネラルオイルは日本でも売られていると思われますし、便秘用のミネラルオイル(ひまし油?)が使えるのではないかと思われます(?)。 

添加する量は一般的に1セル当たり2オンス(約50cc)と言う人が多いのですが、私はバッテリーの中を覗いて適当に入れています。 恐らく20cc以下だと思われ、小さなブッチャーオイルを一瓶買えば余ります。

• ミネラルオイルの効用
ミネラルオイルは電解液より軽く、電解液の表面に被さって充電時にバッテリーからガスが逃げ出す事を抑え、温度差で起こる膨張/収縮や結露に依る水分の減りも抑え、従って、電解液の減りは大幅に減少します。 又、ガスがバッテリー内に留まる事でバッテリーの寿命が長くなるとも言われています。
電解液がバッテリーの外部に出る事が緩和されますので、電解液によるバッテリーのプラスマイナスの端子やケーブル端子の酸化や緑青の発生が無くなり(軽減)接触不良も起こり難くなり、バッテリー上部の汚れも減ります。


バッテリーに関する重要点:
• ハウスバッテリーにはサイクルバッテリー又はマリーンバッテリーを使用
• ハウスバッテリー(サイクルバッテリー)の電圧は12.2V以下に下げると寿命は指数関数的に減少
• エンジンバッテリーは12.5V 程度を限度と考え、出来るだけ満充電を心掛ける
• 電極を電解液から露出させない


参考:
私は、約20年程前からこの方法を使っていますが、ここ10年ほどはハウスバッテリーは完全密閉式のバッテリーを使用して居ますので、エンジン(シャシー)用バッテリーだけにミネラルオイルを使用しています。 ミネラルオイルを使用し始めた前(昔)は酸化の為に、銅製のケーブルターミナルが腐食して虫が食った様に減る事もありましたが、ミネラルオイルを使用し始めてからはその様な事は起こりません。 当然、電解液を溢れさせたりすれば腐食は起こります。  以前、ターミナルの酸化を防ぐペースト状の商品を塗った事もありますが、塗らなくても錆びない、乾燥した状態を維持出来ます。

RVを楽しむ為に - 経費削減、メンテナンス、その他

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RVを所有して、旅行計画を立てたり、新しい場所に自由に行ったり、新しい部品やアクセサリーを購入したり、天気のよい日にはRVを洗ったりする事は当然楽しいのですが、問題や頭痛の種を無くする事、無駄な費用を掛けない様にする事も、RVライフを楽しむ為には更に大切な事です。 

RVを所有するのはお金が掛かります。  RVを持って居れば当然ガソリン代は仕方がありません。 普段は下道を走っても、時には高速道路を走って掛かる費用は仕方がありません。

家を乗せた車ですから、現実的に考えて小さな不具合から動けない大きな故障まで、時には問題が生じても仕方がありません。 普段からコツコツとメンテナンスを行えば問題が起こる確率が少なくなるのは確実ですが、中には自分でメンテナンスを始めたいと思いながら色々な理由で先延ばしになっているRVerもいらっしゃると思います。 確かにメンテナンス(修理)は大変かも知れませんが、山登りと同様(?)で、一度メインテナンスの楽しさ、達成感等を知るとヤミツキになります。

修理の例:
ネットキャンパーの書き込み欄に、修理工場を探しているメンバーが居た事に先ほど気付きました。 既に1ヶ月以上経って居ますし、他にも同じ様なケースがあり得ると思われましたので、今回又書く事にしました(RVの為に無駄なお金を費やするのは見ていられません)。

この方はロードトレックにお乗りで、シャシーはシボレー、問題箇所は“フレッシュウオーターポンプ”との事です。 

結論は、近所の水道屋さんに持ち込むのが最適だと思われます。 親切な水道屋さんが居れば、自動車修理工場より適切な処理が出来る筈です。  最近の自動車修理工場(部品屋も同様)の人はマニュアルに従って修理をする様に訓練されており、更にこの様な問題はシボレーのマニュアルには絶対に出て居ません;“フレッシュウオーターポンプ”はシボレーには関係無く、RV製造会社の取り付け分担だからです。

解決法:
http://www.roadtrekchapter.org/uploads/pdfs/2008_210_Winterizing.pdf

正確な問題点、並びに状況が分かりませんので、水が出ない事が問題点として話を進めますが、ポンプを取り外す前にスイッチをオンにしてポンプがどの様な音を発しているかを知るのは問題解決の判断材料になります。 音が出ていなければ、ポンプは作動して居らず、水が出ないのは当然です。 この場合は単にフューズが切れているのか、電気がポンプに来ていないか、又はポンプの故障かも知れません。 テスターがあると非常に便利です。 テスターを使えばポンプに電気が来ているかを調べたり、断線の有無を調べたりする事が出来ます。 電圧、抵抗を測定出来る簡単なテスターは1500円程度で購入出来ると思います。 

ポンプに関連した問題との事ですので、ポンプを取り外せば、少なくとも、ポンプ自体が原因か、ポンプ以外かが判断出来ると思います。 

水が出ない場合は、空気を吸い込んでいる場合も少なくありません。 ポンプとタンクの間の配管に漏れがありますと、其処から空気を吸い込んで水が出なくなります。 ねじの緩みや配管の緩み等に依る原因が考えられますが、タンクを空にした後で水を入れた場合に空気を吸い込んだ場合は空気がポンプに留まってポンプは空回りを起こす事があります。 この場合は、タンクを満タンにしてポンプの出口の管を外してポンプをオンにしますと機能し始めますが、何らかの方法で空気を取り除く必要があります。 

参考:
メンテナンスを自分で行わない場合は当然修理を頼む事になりますが、一寸知って於く事で修理費を下げる事が出来ると思います。 

ポンプに限らず、問題が起きた場合は自分で修理をする積りになって原因を探る事です。 即ち、
• 現状の問題点
• 問題が起こった原因(ガタガタ道を走行、雨、洗車後、速度、しばらく使って居なかった等)
• 変色、匂い、異音(振動)等の異常
• 電気系、燃料系、機械系
• ハウス関係、自動車(車体)関係

これ等の事を元に、自分で簡単(短時間で)問題を解決出来る事が出来る場合も有れば、問題に関する総合的な状況が分かりますのでネットで調べる事も出来ますし、人に解決法を聞く場合、人に修理を頼む場合にも説明が出来ます。 簡単に故障の原因が分かる場合もありますが、原因を探る“トラブルシューテイング”には長い時間が掛かる場合があります;修理費が高くなります。 状況判断の材料が多ければそれだけ“トラブルシューテイング”の時間が短くなります。

以前、何度か書いていますが、RVの製造分担を知る事も非常に大切です。 RV修理の初心者は次のサイトが参考になると思われます。
http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=631


ネットで調べるのも非常に有効です、無料ですし、知識となって残ります。 アメリカの場合は上の様な問題に関しては似たような問題、並びに解決法が沢山出ていますが、日本でも調べる価値は大いにあると思います。 ネットで質問するのも良いと思いますが、質問をする場合は出来るだけ詳しく説明をしませんと答える事が難しく、回答が戻って来ない可能性があります。

上の様な問題(ポンプ)の場合は、例え道具を全く持って居なくて道具を買ったとしても、修理代よりズート安く直せると思います。 例え、シボレーデイーラーや自動車修理屋さんに持って行ったとしても、フレッシュウオーターシステムに関しては素人ですので、時間が掛かる事も考えられ、更に部品が無ければ高価な修理代となります。 恐らく、ポンプは壊れて居ないと思われますが、若しポンプの交換が必要な場合も部品代だけで済み、漏れが原因であれば道具代だけで済みます。 ドライバーやレンチのセットを買ったとしても5000円以下で、修理手間代より安いと思います。

無駄な修理費用を省き、楽しいRVライフを楽しんで頂きたいと思います。

ネットキャンパーの皆様、

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新年おめでとう御座います。

読んで下さる方がいらっしゃる様で、感謝しています。
読者が居る間は話題を探して書こうと思って居ますので、今年も宜しくお願い致します。

RVKen

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自動車の故障 - エンジンがスタートしない

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家内が運転をして娘と買い物に出掛けましたが、娘(例の車を壊す娘)からエンジンが掛からなくなったと電話がありました。  スピーカーフォーンで2人が私の質問に答えて呉れました。 
• イグニッションキーをスタートにしてもエンジンは回らない
• イグニッションキーをスタートにしても音はしない 
• ライトは点灯する
 

故障の状況:
何時もの通り、”故障”と聞いた瞬間に走行可能にする為に必要な、故障の原因/可能性、持って行く道具等を考えながら質問しました。 

工具の準備:
娘と家内はエンジンに関してはほとんど知識がありませんが、今回はライトが点灯する事を知らせて呉れたので大分知識が増したと、少々満足しながらスターターモーターの不具合か接触不良と予想して、工具袋と工具セット、OBD2スキャナー、電気テスター等を積み込み、スターターモーター交換も考えてフロアージャッキも積み込んで出掛けました。

現地で実際の状況を知る:
先ず最初にイグニッションキーを回したところ、リレーが振動音を発し、典型的なバッテリー上がりでした。 直ぐに娘に“ヘッドライトは点灯すると言ったのでは”と聞きますと、娘はダッシュボードのライトを指差しました。  矢張り、娘の自動車に関する知識は昔のままだと落胆していると、”ヘッドライトはヘッドライトと言って呉れないと分からない”と反対に言われて仕舞いました。  

ヘッドライト点灯は大きな鍵:
若し、ヘッドライトが点灯しない事が分かって居れば、ジャッキの代わりにジャンパーケーブルを持って行き、バッテリー又はオールタネーターの異状を予想出来ていたのですが。 テスターでバッテリーの電圧を調べた結果12Vありましたが、キーをスタートの状態にすると10V台に下がり、完全なバッテリー上がりの状態でした。 オールタネーターの故障も考えられましたので、バッテリーの栓を外して電解液の状態を調べてみましたら、5個のセルには十分な液が入っていましたが、1個は空になっていました。 これでエンジンが回らない原因がバッテリーにある事が明らかになりました。 

修理完了:
新しいバッテリーに交換して直ぐにエンジンは掛かりましたが、念の為にオールタネーターの発電電圧もチェック、14.3Vありましたのでオールタネーターは正常に機能していました。


参考: 故障の原因:
ヘッドライトが点灯しない:
エンジンが回転しない場合の原因は色々ありますが、通常はOBD2以前の問題です。 自動車をどの様に使用するかに依っても異なりますが、バッテリーは一種の消耗品で、5年程度で交換になってもそれほど不思議ではありません。 従って、ヘッドライトのスイッチをオンにしてヘッドライトが点灯しなければバッテリー自体又はバッテリーの接触不良、オールタネーター(充電システム)の故障が考えられます。 バッテリーが僅かに残って居ればスターターは回転をしたそうな“ウーウー”という音や、リレーが“カリカリ”音を立てますが、完全に上がって仕舞えば音はしませんしインストルメントパネルの電気も点かなくなります。

ヘッドライトは点灯する:
この場合に考えられる原因はスターターモーターの配線やリレー、又はスターターモーター自体の故障の可能性が高くなります。 従って、走行中に発電が出来なくなる様な特殊なケースを除いて、エンジン(スターターモーター)が回らない場合はエンジン自体の故障の可能性は非常に稀でOBD2を繋げてもコードは表示されない可能性が高いと思います。 今回の場合もOBD2を接続しても“Pass”と、“コードが何も無い”との正常である表示がされました。

盗難防止のパスコードを入力:
バッテリーを外しますとラジオの機能を回復させる為には盗難防止のパスコードを入力する必要があります。 パスコードは車、又はラジオを購入した際に一緒に来ますが、自動車に装備されて来たラジオの場合はデイーラーに電話で問い合わせると教えて呉れます。 今回の車(ホンダCRV)にはグローブコンパートメントの横にパスコード貼り付けてあります。 このコードを選曲スイッチで入力、又はナビが付いている場合は画面に入力する事でラジオの機能は回復します。

OBD2 スキャナー   その4 購入価値はあるのか?

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趣味で車修理に使用する目的のOBD2スキャナーには$15(1500円)程度から$300(3000円)程度まで各種あります。 低価格のスキャナーはエンジンのトラブルコード(Diagnostic Trouble Code)に絞られていますが、価格が増すにつれトランスミッションやブレーキ、その他、車特有のトラブルコードの読み取りも可能です。 

以前は、トラブルコードの解読は本やネットに頼りましたが、最近のスキャナーにはトラブルコードの一覧表が内臓されていたり、トラブルコードの説明や故障部品の可能性、過去のポピュラーな解決データ等が内臓されて居るものもありますが、当然価格は高くなります。 

又、PCに接続して最新のソフトやデータをダウンロード出来るものもあり、中には携帯電話にダウンロードして、携帯をOBD2スキャナーとして使うタイプもある様です。

携帯、デジカメ、PC等の電子機器同様、機能を全て使いこなせれば非常に便利で、問題解決に多いに役立ちますが、同時に機能が増しますと複雑になり、使いこなせなくなる可能性も出て来ます。 最初は$100前後のスキャナーで十分役立つと思います。 

エンジン故障に役立つ様な器具を購入すると、意外とエンジンは故障が起こらなく、使う機会が出て来ないものです。 保険と思って、安いスキャナーを買うのも良いかも知れません。

トラブルコード(Diagnostic Trouble Code)
1996以降の車には全て2世代目のOBD2と呼ばれる車載コンピューター(ECM、PCM、ECU)が取り付けられています。 従って、OBD2に関連する車の異常が発生した場合はOBD2スキャナーを使用すればコンピューターに保管された問題を示すコード(Diagnostic Trouble Code)を読み取る事が出来ます。 
ネットで調べればコードに関する説明がチャートが示されていますが、基本的には上のチャートに示されている通りに分類されます。

OBD2スキャナーの接続:
通常、運転席に近い、ダシュボードの下の辺りにOBD2スキャナーの端子を差し込める“台形”をしたソケットがあります。 OBD2スキャナーの端子を差し込み、イグニッションキーを“オン”し、説明書に従って簡単な操作をしますとコードを読み取る事が出来ます。

トラブルコード P0302の意味
約1週間前に、高速道路を走行中にエンジン不調に陥りましたが、OBD2スキャナーで調べた結果、“P0302”が表示されました。 上のイラストに表示しました様に、左から順に、
“P0” = エンジンを含む駆動機構
“3” = イグニッション系、又はミスファイヤー
“02” = #2シリンダー  (“06”であれば#6シリンダー)

従って、“P0302” は #2シリンダーがイグニッション(点火)に関連した何らかの理由で正常に機能していない事が分かりました。 

結果的には、#2のスパークプラグが機能不良を起こしてエンジン不調に陥りましたが、イグニッションコイルや配線、その他イグニッションに関連したミスファイヤーを起こす原因の場合も考えられます。


注意:
ここに書きました事柄はアメリカ国内に於いてで、アメリカで販売された車に関しては、日産、トヨタは勿論、全ての車がOBD2を装備する事が義務付けられています。  日本の国内でも同様だと想定して書きました。 

OBD2 スキャナー   その3 インストルメントパネルに点灯するサインに関して

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サインの種類:
インストルメントパネルに点灯するサインには大きく分けて3種類に分ける事が出来ると思います。 
1. 普段何気なく使用している操縦を補助する表示ライト
方向指示灯、ヘッドライト点灯、半ドアー、タイヤ空気圧、ブレーキライト等

2. 自動車メーカー独自の伝統的な警告灯
オイル圧、電圧、オーバーヒート、ABS、ブレーキオイル等の警告灯

3. OBD2に関連した警告灯
車載コンピューター、各種センサーに依って異常が確認された場合の警告灯

一般にOBD2と呼ばれていますが、Onboard Diagnosticsの略で、OBD2の警告灯は、上の2.を含む何らかの理由でエンジンに異常が検知されると点灯します。

OBD2が機能する仕掛け:
センサー:
エンジンには各種のセンサーが取り付けられていて、それらのセンサーはデータをエンジンコンピューターに送ります。 主なセンサーには次の様な物があります。
• 冷却水温度センサー (ECT) = エンジンが効率よく回転する温度に
• インテークエアー温度センサー (IAT) = 温度に応じて燃料混合比を理想的に
• 気圧センサー (MAP) = 気圧に応じて燃料混合比を理想的に
• マスフローセンサー (MAF) = 空気の入る量に応じて燃料混合比を理想的に
• アイドルエアーコントローラー (IACV) = アイドルの回転数を一定に保つバルブ
• クランクシャフトセンサー (CKP) = ピストンの位置より各種のタイミング調整、回転数検知
• カムシャフトセンサー (CMP) = カムシャフトの位置各種タイミング調整
• スロットルポジションセンサー (TPS) = スロットルの位置に応じてタイミング調整
• オキシジェンセンサー (O2)= 酸素量を検知する事で燃料混合比を理想的に
• ノックセンサー (KS) = ノックを検知する事でタイミングを調整

コンピューター:
車にはエンジンコントロールモジュール(ECM)と呼ばれるコンピューターが搭載されていて、メーカーや人に依ってはパワーコントロールモジュール(PCM)又はエンジンコントロールユニット(ECU)と呼ぶ事もあります。

このECMは上に記された様なセンサーからのデータを解析し、エンジンが効率良く回転させると同時に異常を確認すると警告灯を点灯し、コードを保管します。 

次回はOBD2スキャナーに関してもう少し書く予定でいます。