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“トウド” 牽引   その3 牽引可能(4-ダウン)トウド

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全ての車が牽引可能とは限りません。 トランスミッションの潤滑油機構に依り、牽引走行中にトランスミッションのオイルが循環して焼付けを起こさない構造の物と、起こす可能性のある物、即ち自動車製造メーカーで牽引を保証していない物があります。

牽引可能な車:
気を付るべき点は、オートマチックトランスミッションで牽引可能な物と、マニュアルトランスミッションで牽引可能な物とがあり、又マニュアルトランスミッションでも牽引出来ない物もあります。

牽引可能な車のリストはネットに色々出ていますが、次のサイトにも出ています。
http://www.royrobinsonrv.com/images/pdf/Dinghy-Guide-2004.pdf

http://www.royrobinsonrv.com/images/pdf/Dinghy-Guide-2008.pdf

http://roadmasterinc.com/pdf/dtg_2014.pdf

http://www.toyotapart.com/1992-1999_92-99_TOYOTA_DINGHY_TOWING_GUIDE_T-AX99-004.pdf


人気のあるトウド:
当然、軽い車が牽引に適していますが、大型のRVでキャデラックやフルサイズのピックアップトラックを牽引している人もいます。

人気の傾向は年と共に変化しますが、常に人気の高い車は小型でオートマチックトランスミッションを搭載しているホンダ車、ジープジープの各モデルです。 2000年前後にはGM(ジェネラルモーター)の系列のサターンに多くの人気があり多く見掛けましたが、2009年に製造が中止となり、最近は牽引している人を殆ど見ません。 

ジープは、リバテイー、チェロキー、ワングラー、その他がありますが、オートマチックトランスミッションもマニュアルトランスミッションも牽引可能で、四輪駆動を楽しむ事も出来て昔も今も常に良く見掛けます。 しかし、故障が多いと言う理由でRVフォーラムでの評判は余りよくありません。

以前は殆ど見なかったシボレー製とフォード製の車も最近はよく見掛けます。 以前から牽引可能なオートマチックトランスミッションを搭載していましたが、主な理由は車が小型化したからでは無いかと思われます。 

日本でも走っていますダッジ(クライスラー)のPTクルーザーも以前は時々見ました。 この車はオートマチックトランスミッションは牽引出来ませんが、マニュアルトランスミッションは牽引可能です。

1990年代はスズキのジムニー(4厘駆動)のマニュアルトランスミッションが多数牽引されていて、その後もグランドヴィタラ(日本名?)が6気筒で、小さいながら6人乗れると言う事で多く走っていました。 

スバル フォーリスターもデインジーとして長年人気のある車です。 しかし、マニュアルトランスミッションだけが牽引可能です。

デインジーで一番人気が高い車はホンダのCRVです。 第一世代のCRVには5速(マニュアル)もありましたが、CRVは5速は勿論、オートマチックトランスミッションも牽引可能です。 小型(軽量)で、オートマチックトランスミッション、耐久性(壊れない)が良い等が人気の高い理由と思われます。  RVフォーラムでは常に高く評価されていて、CRVの苦情は見た事がありません。

CRVの大問題:
最近CRVの苦情を読みました。
2014年型までは牽引可能でしたが、2015年型からのCRVは牽引不可能になったそうです。 RVフォーラムでは2015年型は牽引出来ない為に2014年型を購入した人の少なく無く、止むを得ずジープを買ったと言う人もいます。  ホンダはデインジーマーケットを無視している、誤った考えをしている等苦情が沢山出ています。 中には、皆でホンダに抗議をするべきだと言っている人も居ます。 

牽引に対しての注意点:
法律を守り、安全走行を心掛ける事は牽引していても、いなくても当然ですが、その他キーを一段階回して走行中にハンドルが自由に回る状態にして於く事、そしてギヤーがニュートラルの状態でタイヤが自由に回転出来る事、更に重量が増しますので停止距離が増す事にも注意が必要です。 

例え牽引可能なトウドでも特殊な操作や走行制限等もありますので、必ずマニュアルに従う必要があります。 

長距離を牽引する場合は定期的(例えば300Km毎)にエンジンを回転させる事を必要としている車もありまし、最高速度制限(例えば80Km/時)がある場合もあります。
ホンダのオートマチックトランスミッションの場合は、オイルを循環出来る状態にする為に、R(リバース)からでは無く、必ずD(ドライブ)からN(ニュートラル)にシフトレバーを移動する必要があります。  必ずマニュアル等を確認が必要です。

私は之まで、スズキジムニー(1180cc、4駆)、ホンダシビック、1999年ホンダCRV、2011年ホンダCRV、以上に乗りましたが全て牽引用として満足が行く車でした。 シビックだけは、RVが停止中に大きくハンドルの向きを変えるとシビックのハンドルの方向が逆方向になり、その場合は降りてハンドルを修正しなくてはなりませんでした。 少しでも前進していれば全く問題は起こりません。

オイルの循環が理由で牽引が出来ない車も牽引可能にするキットが販売されています。 オイルを循環させる電気ポンプの取り付けキット、ドライブシャフトをレバーで外すキット、ハブで駆動を外すキット、その他があります。

デインジーを牽引しますと10%程度燃費が落ちますが利益も大きく、安心感が増します。 しかし、牽引になれる迄は特に気を付けて運転をする必要がありますが、 直ぐに慣れて、慣れれば牽引には特別気に成りません。  安全運転でRVingを楽しんで下さい。

“トウド” 牽引   その2 3種類の牽引方法

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RVで〝デインジー”を牽引する方法には大きく分けて3通りあります。 
最も一般的なのは既に書きました様にRVに直接繋げて牽引する方法で、4個の車輪が接地している事から通称〝4-ダウン(4-ホイールズ ダウン)”と呼ばれ、”フラットトウ”と呼ぶ事もあります

2番目はトウドーリー(Tow Dolly)と呼ばれる専用の台車に前輪だけを載せて牽引する方法です。 

3番目はトレーラーに載せて牽引する方法です。 

参考:トウドとデインジーと言う言葉には僅かな違いがあります。デインジーはトレーラーに乗せて牽引しても予備の車という意味で使う事が出来ますが、トウドは元々牽引(Towed)すると言う意味の言葉から来ていますので、直接牽引されていないと、即ちトレーラーに乗せられているとトウドでは無くデインジーの方がシックリ行きます。

これ等の方法はどれも長所短所がありますので、少々書いてみます。
1. 4-ダウン(フラットトウ):
RVで小型車を牽引する最もポピュラーな方法で、その一番の理由は装備が簡単で、牽引をする前後の準備が簡単な事でしょう。 トレーラーや台車等は無く、それらを収納するスペースを考える必要はありません。 

トウドに牽引用のベースプレートと呼ばれるトウバー(牽引棒)を繋げる装備を取り付ける必要があります。 最近では、キャデラックやハマー用を含め、牽引可能な殆どの車の専用ベースプレートが販売されていますので、工具を使える人は自分で取り付けも可能です。

短所はバックが出来ない事です。 直線を1m程度バックする事は可能とは思いますが、出来るだけ避けた方が牽引装置やトウドの舵取り機構を傷める事がありません。 トウドのハンドルは好き勝手な方向に回りますので前輪が向いている方向とは異なる方向の力が加わって仕舞う為です。

装備は、ベースプレート取り付けの他、牽引するRVにヒッチ取り付け、トウバー(牽引棒)、トウド用補助ブレーキ(既製品あり)、トウドのブレーキライト(配線)等が必要となります。

全ての車が4-ダウンに適しているとは限りません、牽引に不適切な車も少なくありません。 この事に関しては後日書きます。

参考:
トウバー($500-$1000)、ベースプレート($350-$500)、補助ブレーキ($700-$2000)、ブレーキの配線($20-$100)

2. トウドーリー(Tow Dolly):
長所は、前輪をトウドーリーに載せて固定すれば牽引が出来ますし、バックも可能です。 通常、トウドーリーには電動ブレーキも付いています。 従って、デインジーには手を加える必要は無く、どんな車でも牽引可能です。 但し、長距離を牽引する場合は前輪駆動車、又は駆動車輪を回転させて走行出来るトランスミッションを有する事が条件です。 

昔はトウドーリーを使っての牽引をよく見ましたが最近は少なくなりました。 その理由はベースプレートが普及し、簡単に手に入る様に成ったからでしょう。 即ち、現在の様な既製品のベースプレートが無かった時代は牽引装備を頑丈な金属製バンパーに取り付けたり、車を溶接屋に持ち込んで牽引棒を繋げる事が出来る装備や補強を溶接で取り付けていましたので、トウドーリーは重宝していました。

短所はトウドーリーの置き場所でしょう。 トウドーリーの価格は$1000前後からありますので、4-ダウンに必要な装備を考えますと4-ダウンより安上がりです。 

3. フラットベッド‐トレーラー:
長所は動かなくなった車でも載せて牽引出来ると同時に、オートバイやキャンピング装備等を積む事も可能です。 

トレーラーには箱型のエンクローズド‐トレーラーと呼ばれるタイプもあります。
長所は、飛び石や風雨から保護されますので走行中に傷がつく事が無く、高級スポーツカー、クラシックカーと一緒に旅行をしたい人が利用しています。 レーシングカーやオートバイ用としても使われています。

短所は当然置き場所です。 

“トウド” 牽引

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“トウド”とは“Towed” (牽引車) = “Toad” = “蛙”、 即ち牽引されている車の事をRV用語では“トウド”と呼んでいますが、Dinghy (デインジー)と呼ぶ事もあります。 デインジーとは大型ヨットが引っ張る小型の船を意味します。 

最近は殆どのクラスAやクラスCが“トウド”を牽引しており、中にはクラスBでも牽引しているのを見掛ける事もあります。  燃費は10%程度下がりますが、目的地に着いてから動き回る際には無くてはならない足であると同時に、目的地に向かう途中でRVが故障した際にも部品調達等で重宝します。 

日本の大都市近郊では駐車の問題があり、RVとトウドを持つ事は難しい状況だと思いますが、地方にお住まいの場合や大型のRVにお乗りの方には、普段乗っている軽自動車等を牽引する事も可能です。


今考えると懐かしい、良い思い出なのですが、忘れられない故障を何度も経験しています。 其の殆どでトウドが活躍しています。 

その内の一つは、約30年前にサンフランシスコのブロードウエー(通りの名前)を走行中に起こりました。 交差点の信号が青に変わり、一旦は前進をしたのですがエンジンを吹かしても後ずさりを始めました。 調べましたらエンジンルームはオイルが噴き出してオイルだらけ、エンジンを回転出来る状態ではありませんでした。 急な上り坂の交差点でしたのでエンジンを掛けずにバックをして走行車線から縁石の近くに移動させて駐車させました。 

故障の原因は、ホースがトランスミッション用クーラーから外れて、外れたホースは振り回りながらオイルが噴き出し、トランスミッションは空回りをする状態でした。 

悪い事に駐車した場所はバス停の真ん前で、牽引型の長いバスが人を乗り降りさせた後にオイルで覆われた走行車線をタイヤを激しく空回りさせて煙を出しながら1m前後、後ずさりさせてから徐々に前進を始める状態で、事故が起きないか非常に気掛かりでしたが、RVの後ろに積んであったオートバイでトランスミッションオイルを探しに行きました。 街中であった為に自動車部品店は無く、見付けたガソリンスタンドは日曜日で閉まっており、20-30分掛けてトランスミッションオイルを4缶買って来ました。

ホースを締め直してオイルを足し、十分なオイルが入っていませんでしたが、前進出来る事を確かめて逃げる様に急いでその場を発ち、幸い事故は無く、警察も来なくて事無きを得ました。 その後、直ぐに自動車部品店に立ち寄り、更に3缶のオイルを足して走行を続ける事が出来ました。


トウドが繋がれている状態ではバックは出来ず、今、冷静になって考えますと、若しトウドを牽引していましたら更なる問題が起きていたかも知れませんが、其の時はトウドを牽引していたらモット沢山のオイルが買えたと感じ、トウドの必要性を感じたのを覚えています。 恐らく、その後直ぐにトウドの牽引を始めたと思います。

トウドに関して、続く

運転免許筆記テスト  問題と回答  補足

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前回書きました運転免許筆記試験の補足をします。  

運転免許筆記試験が如何に難しいかを前回書きましたが、サンプルテストを読んで練習すれば簡単です。 理論的に考えても正解を導き出せない場合が多いと思いますが、反対に試験問題を作った人の好む“決まり文句”や運転免許試験“独特の言葉”を知る事で高得点が得られます。 免許証書き換えは通常10年毎(事故を起こさなければ)ですが、その度に準備が必要です。 準備無しでは合格は無理でしょう。

沢山ありますが、前回の試験問題から幾つか選んで説明します。


1. 大型トラックを追い越す際に必要な注意は?
a. 横、後ろ、そして前方の “ノーゾーン”  (the side, rear and front no-zones)
b. トラックの大きなバックミラー  (the large mirrors of the trucks)
c. トラックの重量  (the weight of the truck)
d. トラックの長さ  (the length of the truck)

追い越しをする際に追い越すトラックの長さは非常に大切ですので正解の様に思えます。  しかし此処で重要な“決まり文句”は “ノーゾーン” 、即ち死角と言う言葉で、常にこの言葉を選択すれば先ず間違えなく正解です。

2. 走行中に追突を避ける為には、どの程度の距離が必要?
a. 4秒  (4 seconds)
b. 3秒  (3 seconds)
c. 10秒  (10 seconds)
d. 5秒  (5 seconds)

車間距離には“3秒ルール”が適応され、オートバイとオートバイの車間距離は“2秒ルール”です。 走行中の距離は速度に依り変化しますので秒数です。

3.次の中で警笛を使うにふさわしいのは?
a. 他の運転手にスピードを上げる様に促す為  (To encourage other drivers to drive faster)
b. 他の運転手と目を合わす為  (To get eye-contact with another driver)
c. 運転ミスをした事を他の運転手に知らせる為  (To let a driver know he has made a driving error)
d. 歩行者に車道から外に出る事を促す為  (To let pedestrians know they should get off the road.)

歩行者、自転車、動物は常に“Right of Way”、即ち優先権があります。 従って、この問題の“歩行者に車道から外に出る事を促す為”は明らかに間違えです。 “他の運転手と目を合わす為”は例外で、一般的に危険な場合を除いて警笛を鳴らす事は禁じられています。

4. 次の中で赤信号で左折出来るのは(左側通行の日本の場合は右折)?
a. 一方通行の道から一方通行の道に曲がる時  (When turning from a one-way street to another one-way street)
b. 表示された決められた時間帯で  (Only during posted time frames)
c. 赤信号の左折は常に禁止  (Left turns can never be made against a red light)
d. 一車線の道から2車線の道に曲がる時  (When turning from a one-lane to a two-lane road)

アメリカやカナダの一般的な交差点では赤信号でも一旦停止後安全であれば右折が出来ます(日本の場合は左折)。 従って、一方通行の場合は左車線から左向きの一方通行への左折が可能です(日本の場合は右折)。

5.道路脇で警察官が事故処理をしている場合に運転者が行っては成らない事は?
a. 事故状況に集中し続ける  (stay concentrated)
b. “ラバーネック”  (rubberneck)
c. 道を見続ける  (keep your eyes on the road)
d. 安全ベルト使用  (use safety belts)

この問題は“ラバーネック”即ち“ゴム製の首”で文字通り首を伸ばして見ると言う意味で、正解に導く“決まり文句”、即ち“交通事故現場=ラバーネック=禁止されている行為”、となります。 事故を起こさない為には事故現場の様子を見たり道を見る事自体は大切でも、ラバーネック、即ち好奇心や気を取られる様な見方をしては成らない事を意味していす。

6.速度を半分に落とさなくては成らない道路状況は?
a. 氷  (Ice)
b. 濡れている  (Wet)
c. 固まった雪  (packed snow)
d. 上の全て  (All of the above)

全てが正解の様ですが、速度を半分=固まった雪、が正解です。 理論的に考えますと、“固まった雪”より“氷”の方が滑り易いと思いますが、“氷”の道では更に速度を落とすと言う事では無い様です。

7.ワイパーの使用が必要な天候状況の場合は次の内どれが必要?
a. ヘッドライトの点灯  (turn on your headlights)
b. 表示制限速度より低い速度に下げる  (drive slower than the posted speed limit)
c. 方向指示灯を普段の2倍の距離使用  (use turn signals for twice the distance)
d. より低いギヤーを使用  (drive in a lower gear)

ヘッドライトは日没後30分迄に点灯が義務付けられていますが、見通しが悪い状況、即ち雨降りや砂埃の場所でも点灯が義務付けられています。 オートバイの場合は走行中は常に点灯、ヘッドライトの点滅も許可されています。 カルフォルニア州では1978年に始まり、現在では全州で許可されています。  日本でも一時“パッシングライト”が流行った記憶がありますが、これはアメリカが先なのでしょうか、それとも日本で禁止になってから売れ残りがアメリカでの販路を見付けたのでしょうか?

今回の書き込みはカルフォルニア州の場合で、他州では異なる場合もあるかも知れません。 自分が住む州で登録された自動車は全州で合法的に走行が可能ですが、運転ルールは各州の法律を守る必要があります。  明らかな違反行為をしなければ何の不便も感じません。  

運転免許筆記テスト  問題と回答

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運転免許証書き換えの際は筆記試験(コンピュータータッチスクリーン)を受けなくてはなりませんが、試験は“引っかけ”では無くとも、試験に合格する為の準備が必要です。 幾ら交通法規に詳しい法律の専門家でも運転免許法規試験として準備をしないと合格は無理と思われます。 その理由は試験問題を作った人の意図を理解する必要があるからです。

次にサンプルを掲示します。  理解し易い様に原文から多少変えて書いてある場合もありますが、娯楽として余り真剣には考えないで答えてみて下さい。 皆さんは何問正解出来ますか?  全問正解は3億円宝くじに当選する以下の確立だと思います。 。 半分正解でも奇跡で、 1問か2問でも正解があれば上出来だと思います。   
A、日本語訳のテスト、 B、英語の原文テスト、 C、テストの正解の順で記載します。


A. 日本語訳の法規テスト:
1. 大型トラックを追い越す際に必要な注意は?
a. 横、後ろ、そして前方の “ノーゾーン”  (the side, rear and front no-zones)
b. トラックの大きなバックミラー  (the large mirrors of the trucks)
c. トラックの重量  (the weight of the truck)
d. トラックの長さ  (the length of the truck)

2. 走行中に追突を避ける為には、どの程度の距離が必要?
a. 4秒  (4 seconds)
b. 3秒  (3 seconds)
c. 10秒  (10 seconds)
d. 5秒  (5 seconds)

3. 次の中で警笛を使うにふさわしいのは?
a. 他の運転手にスピードを上げる様に促す為  (To encourage other drivers to drive faster)
b. 他の運転手と目を合わす為  (To get eye-contact with another driver)
c. 運転ミスをした事を他の運転手に知らせる為  (To let a driver know he has made a driving error)
d. 歩行者に車道から外に出る事を促す為  (To let pedestrians know they should get off the road.)

4. 次の中で“Uーターン”が許可されている場所は?
a. 黄色の2重線を横切って  (Across a double yellow line)
b. 一方通行の道で  (On a one-way street)
c. 踏み切り内で  (On a railroad crossing)
d. 商業地域で  (In a business district)

5. 次の中で赤信号で左折出来るのは(左側通行の日本の場合は右折)?
a. 一方通行の道から一方通行の道に曲がる時  (When turning from a one-way street to another one-way street)
b. 表示された決められた時間帯で  (Only during posted time frames)
c. 赤信号の左折は常に禁止  (Left turns can never be made against a red light)
d. 一車線の道から2車線の道に曲がる時  (When turning from a one-lane to a two-lane road)

6. 道路脇で警察官が事故処理をしている場合に運転者が行っては成らない事は?
a. 事故状況に集中し続ける  (stay concentrated)
b. “ラバーネック”  (rubberneck)
c. 道を見続ける  (keep your eyes on the road)
d. 安全ベルト使用  (use safety belts)

7. 片側3車線の場合、滑らかな運転が出来るのは?
a. 全ての回答  (Any)
b. 左車線=中央線側  (the left)
c. 真ん中の車線 (the middle)
d. 右車線=歩道側  (the right)

8. 縁石が白色に塗られた場所での駐車は?
a. 駐車禁止  (No, you may not park against a white curb)
b. 人や荷物の積み下ろしに最低限の時間内で可能  (Yes, but only long enough to pick up or drop off passengers or mail)
c. 身障者で、特別のサインが有れば可能  (Yes, but only if you are a disabled person with special plates)
d. 人や荷物の積み下ろしは表示されている時間内で可能  (Yes, but no longer than the time posted to load or unload passengers or freight)

9. 速度を半分に落とさなくては成らない道路状況は?
a. 氷  (Ice)
b. 濡れている  (Wet)
c. 固まった雪  (packed snow)
d. 上の全て  (All of the above)

10. ワイパーの使用が必要な天候状況の場合は次の内どれが必要?
a. ヘッドライトの点灯  (turn on your headlights)
b. 表示制限速度より低い速度に下げる  (drive slower than the posted speed limit)
c. 方向指示灯を普段の2倍の距離使用  (use turn signals for twice the distance)
d. より低いギヤーを使用  (drive in a lower gear)

B. 英語の原文法規テスト:
1. When passing a truck or a commercial motor vehicle, the passing car driver must watch for:
a. the side, rear and front no-zones
b. the large mirrors of the trucks
c. the weight of the truck
d. the length of the truck

2. To avoid tailgating, how much space should you leave between yourself and the vehicle in front of you?
a. 4 seconds
b. 3 seconds
c. 10 seconds
d. 5 seconds

3. Which of these situations is appropriate to use your horn?
a. To encourage other drivers to drive faster
b. To get eye-contact with another driver
c. To let a driver know he has made a driving error
d. To let pedestrians know they should get off the road.

4. In which of the following places is a U-turn permitted?
a. Across a double yellow line
b. On a one-way street
c. On a railroad crossing
d. In a business district.

5. When can a left turn be made against a red light?
a. When turning from a one-way street to another one-way street.
b. Only during posted time frames.
c. Left turns can never be made against a red light.
d. When turning from a one-lane to a two-lane road.

6. Do not _______ at crash scenes or at locations along the highway where a law enforcement officer may have a vehicle pulled off the road.
a. stay concentrated
b. rubberneck
c. keep your eyes on the road
d. use safety belts

7. When there are three lanes to choose from, choose __________ lane for smoothest driving.
a. any
b. the left
c. the middle
d. the right

8. May you park beside a white curb?
a. No, you may not park against a white curb.
b. Yes, but only long enough to pick up or drop off passengers or mail.
c. Yes, but only if you are a disabled person with special plates.
d. Yes, but no longer than the time posted to load or unload passengers or freight.

9. You should reduce your speed by half when the road is:
a. ice.
b. wet.
c. packed snow.
d. All of the above.

10. If weather conditions require you to use your windshield wipers, you must also __________________.
a. turn on your headlights
b. drive slower than the posted speed limit
c. use turn signals for twice the distance
d. drive in a lower gear


C. テストの正解:
1-a, 2-b, 3-b, 4-a, 5-d, 6-b, 7-c, 8-b, 9-c, 10-a

夏時間開始

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アメリカでは明日、3月8日(3月の第2日曜日)午前2時より夏時間が始まります。 通常寝る前に時計を1時間進めればよいのですが、厳密には午前2時に1時間進めて3時にします。 この時間に変更する理由は一番生活に影響が無い時間、又は時刻表等の架け替えに便利な時間だからでしょう?  標準時間に戻るのは11月1日(11月の第1日曜日)です。

夏時間の事を英語ではDaylight Savings Time又はDaylight Time(DST)と言い、これに対して標準時間は文字通りStandard Time(ST)と言います。 

この他、アメリカには時間帯(タイムゾーン)があります。 太平洋時間(Pacific Time)、山岳時間(Mountain Time)、中部時間(Central Time)、東部時間(Eastern Time)等は良く使われるタイムゾーンで、日本語に直訳しますと妙な感じがしますが、西から順に1時間づつ早くなります。 時間表記の際、それぞれの時間の後に夏時間/標準時間、更に時間帯を示す3-4文字を必ず付けます。  衛星テレビ放送の全国版の様な場合は、東部時間と太平洋時間の2つが表示されるのが一般的で、3時間の差があります、即ち、11:50 (EDT)と8:50 (PDT)は同じ時間です。  又、スキーの中継がコロラド州のデンバーからある様な場合は現地の山岳時間で表示されます。  日本の放送でニューヨーク時間、又はロスアンジェルス時間と言っているのを聞く事がありますが、これ等は現地時間の意味で、実際にはそれぞれ東部時間、太平洋時間です。

AST ATLANTIC STANDARD TIME  大西洋標準時間
EST EASTERN STANDARD TIME   東部標準時間
EDT EASTERN DAYLIGHT TIME   東部夏時間
CST CENTRAL STANDARD TIME   中部標準時間
CDT CENTRAL DAYLIGHT TIME   中部夏時間
MST MOUNTAIN STANDARD TIME   山岳標準時間
MDT MOUNTAIN DAYLIGHT TIME   山岳夏時間
PST PACIFIC STANDARD TIME   太平洋標準時間
PDT PACIFIC DAYLIGHT TIME   太平洋夏時間
AKST ALASKA STANDARD TIME   アラスカ標準時間
AKDT ALASKA DAYLIGHT TIME   アラスカ夏時間
HST HAWAII STANDARD TIME   ハワイ標準時間
HAST HAWAII-ALEUTIAN STANDARD TIME   ハワイアリューシャン標準時間
HADT HAWAII-ALEUTIAN DAYLIGHT TIME   ハワイアリューシャン夏時間
SST SAMOA STANDARD TIME   サモア標準時間
SDT SAMOA DAYLIGHT TIME   サモア夏時間


以前書きましたが、ハワイ全州、アリゾナ州大半、インデイアナ州の一部等の様に夏時間を使用しない場所もありますので複雑です。

夏時間に変更は1時間早くなりますので、この日に飛行機(乗り物)でアメリカを旅行する場合は乗り遅れに注意が必要です。 以前、変更の前日のホテルの壁やエレベーター内に時間変更の注意が沢山貼り付けてありましたが、それでも何人かが飛行機に乗り遅れたと聞きました。


テスト:
ロスアンジェルスは太平洋時間ですが、ホワイトハウスがあるワシントンDCは大西洋時間が使われています?

答え:
東部時間です。 大西洋時間は東部時間帯の更に東で、カナダの東部の州(ニューブランズウイック州、ノーバスコーシャ州、プリンスエドワード島州等)で使われています。

自動車免許更新

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現在、運転免許の書き換えが近付いていて、1ヶ月以内に陸運局(DMV=Department of Motor Vehicle)に行って更新をしなければなりません。

筆記試験(主に交通ルールに関して)は50問中40問正解(80%)すると合格で、不合格でもその日の内に再度試験を受ける事が出来ます。

試験はそれほど難しくは無く、陸運局に置いてある無料の小冊子を読んで、その後でネットにあるサンプルテストで慣れれば合格出来ます。  次のサイトに小冊子とサンプルテスト出ています。
http://driving-tests.org/california/california-permit-practice-test/

“行っては成らない事”
小冊子に、補足として出ていましたので書いて見ますが、日本と異なるのでは?
• 未成年者が同乗している時は喫煙禁止 - 罰金$100
• 道路で動物を捨てる事禁止 - 罰金$1000、 拘置6ヶ月
• 運転中の携帯電話使用禁止 - ブルーツース等を使用してのハンドフリーはOK
• 運転中の携帯電話等での伝言を書いたり読む事禁止
• 運転中の両耳でのイヤフォーンの使用禁止 - 片耳はOK
• 人間や荷物の積み過ぎで運転操作や視界に影響する運転禁止
• トラックの荷台を含め、車内の荷物が移動する危険状態での運転禁止
• 車体の左側(運転席側)を、並びに車体の右15cmを飛び出す積荷禁止
• 後方はバンパーから1m20cm以上飛び出し禁止
• 乗客目的以外の場所に乗る事禁止
• トランクに乗る事禁止
• 括り付ける事無しに動物をトラックの荷台に乗せる事禁止
• 暑い日に付き添い無しに子供や動物を車に残す事禁止
• 自転車、乳母車、ローラースケート、スキー、スケートボード等に乗っている人を引っ張る事禁止
• 道路にごみを捨てる事禁止 - 罰金$1000
• 横の視界を妨げる大きなツルのメガネ使用禁止
• 運転に関係しないビデオモニター(テレビを含む)の使用禁止
• 衝突を避ける為以外の警笛の使用禁止
• タバコの吸殻、燃えてる物体、光る物体等を投げ捨てる事禁止
• 道路上で、又は交通標識に拳銃発射禁止
• 前後の視界を妨げる様なサインや物体を吊るす事を禁止
• 窓ガラスの着色禁止、医者の薦めがある場合は剥がせるフィルム意外は禁止
• 葬式の車の行列を邪魔する行為禁止 (多い時は50台以上の車を2台以上の白バイが先導、赤信号も通過させる)
• 公道でのポケットバイクの使用禁止
• ナンバープレートの読み取りを妨げる機器の使用禁止
• ナンバープレートを改造する事禁止

尚、交通ルールで日本と大きな違いは、踏み切りで一旦停止をしない事(乗客を乗せたバス、危険物を載せたトラックは例外)と交差点での右折(日本の場合は左折)は赤信号でも一旦停止後可能(禁止のサインがある場所もあるが稀)です。

アメリカでよく見るサインに“Yield”がありますが、之は相手に譲歩するサインです。 例えば交差点や高速道路の入り口等で、一旦停止をする必要はありませんが、徐行をして車が来ない場合は進む事が出来ますが、来る場合は相手に譲歩します。 尚、一旦停止サインは完全に停止が義務付けられています。 。

タイヤの寿命

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多くのRVフォーラムで常に話題に上がって居るのがタイヤに関してで、此れはRVerがタイヤの重要性を意識している事を意味しています。 事故防止、経済性、安心/快適等が理由だと思いますが、次の様な話題が見られます。
• バースト (ブローアウト)
• タイヤメーカー/モデル/サイズ/価格
• 空気圧/設定/計量/許容重量
• TPMS (Tire Pressure Monitoring System=タイヤ空気圧モニター)
• 寿命/交換時期
• 磨耗/アライメント

上に列記した様な話題が異なったタイトルでアチコチのRVフォーラムに登場し、時には意見が一致し、時には意見が割れて議論されています。
常に一致する意見は:
• 走行距離に関係なく周期的に交換が必要
• 最低空気圧厳守

今回はタイヤの寿命、即ち交換時期に関して書きます。
RVの目的に依って異なりますが、多くのRVは距離を走りませんしトラックタイヤを装備している場合は磨耗は余り進みません。 従って10年経ってもトレッドは十分残っている場合もあります。 タイヤメーカー(ミシュランタイヤ)の説明サイトには、トラックタイヤは正しい空気圧とアライメントが維持されていればタイヤローテーションの必要は無いとも書いてあります、即ち磨耗が少ないからと思われます。 交換時期に関して、20年程度前は5年毎の交換が叫ばれていましたが、約10年前にミシュランタイヤが“5年経過後10年迄は少なくとも1年に1度はタイヤ専門家に検査をして貰う事”と書いて以後は“5年毎に交換”の意見は少なくなりました。  私自身もツィ最近タイヤを交換したと思っていましたが既に4年半経過、この夏で5年が経過します。 空気圧には気を使って常に最低限の空気圧を入れていますし、これまでに特別大きな異物を踏んだ事もありませんし、縁石に乗り上げた事もありませんので、このままの状況が続けば少なくとも7年、10年位は乗れると思っています(運転手が先に?)。

実際には何年毎が一般的なのでしょう?
一般RVerの意見:
例えば、次のRVサイトではタイヤの交換周期(“Tires. How old is too old?”)に関して意見が交換されています。http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/28228303/srt/pa/pging/1/page/1
質問は、“クラスAのタイヤが7年経ているが、交換時期は?”です?
• 私は7年毎に交換している
• バーストの可能性があり、起これば大変、お金が掛かる、今
• 安心/安全、今が交換時期
• 16000Kmでも7年経てば交換
• 昔8年目に2本バースト、以後6-7年毎に交換
• タイヤ販売店に置かれて居る時も老化は進む
• 外見では状態は分からず、外して内部の確認を

従って、“クラスAのタイヤが7年経ているが、交換時期は?”の質問に対する答えは“今です”が圧倒的多数です。  これはアメリカでの状況で、日本では異なる可能性があります。 例えば、高速走行、砂漠地帯の高い路面温度等が寿命に大きく影響しますし、噂や思い込みもあるかも知れません。 反対に、日本の場合は許容重量をオーバーしているRVがあるかも(?)知れませんし、最低限空気圧(許容重量と計量重量から算出)を守っていないRVがあるかも(?)知れません。 若し、アメリカの現状に比べてこの様な事があれば、7年どころか5年毎になるかも知れません。  兎に角、バーストが起これば修理にお金が掛かりますし、人身事故が起こればRVライフを楽しむ事が出来なくなるかも知れません。

最低空気圧の維持を心掛けましょう。  計量も大切です。


余談:
タイヤの選択は価格、乗り心地、振動、操縦性、耐久性等に依ります。 一般的にミシュランタイヤは側面(サイドウオール)が柔らかくて乗り心地はソフト、ミシュランを好むRVerは沢山居ます。 しかし、高価であると同時にバーストを起こす事でも知られています。 バーストはXRV、特に235/80R22.5 に多くの報告が出ています。 バーストが多く起こって居る事は事実の様ですが、“数が売れているのでバーストの数も多くなる”という意見もあります、果たして?  235/80R22.5 はミシュラン特有のサイズで他のメーカーの245/75R22.5 と互換性があります。 XRVに対してXZはバーストが起こり難い様です。

グッドイヤータイヤは振動の問題がある事を時々目にします。 後輪と交換したり、回転方向を変えて振動をしなくなった人も居れば他のメーカーに替えて直した人も居ます。 

一寸、考え難いのですが、タイヤが理由でハンドルが片方向に取られる場合も在る様です。 又、スリップし易いタイヤがあります。 以前、グッドイヤーのG670を使用した際に乾燥時は正常な走行をしましたが、雨降り、特に横断歩道マークの塗装面でのスリップが非常に気になり、(Toyoに)交換後にその違いが明らかになりました。

耐久性に関しては、磨耗が少ないので余り違いは無く、空気圧とアライメントの方が大切だと思います。 幾ら耐久性が良くてもアライメントが悪ければ直ぐに磨耗を起こしますし、空気不足で走ればボーストを起こす原因になります。

タイヤを交換する際はネットで評判を調べると良いと思いますが、ToyoタイヤとSumitomo タイヤはRV界では評判が良くてRVフォーラムによく登場します。 私もToyoタイヤを使用していますが、グッドイヤーのG670 より柔らかい乗り心地で、何よりも価格がミシュランの約半値です。 又、バーストの書き込みは見た事がありません。 以前CC(Country Coach)社が同社のクラスAにミシュランXRVを装備して売っていましたが、バーストの問題でToyoタイヤに変更した事があります。 しかし、一時ToyoタイヤはRVから手を引いた事があり、CCもその後倒産しました。


参考:
http://www.michelintruck.com/assets/pdf/bulletins/TB_Service_Life_RV_Tires.pdf
http://www.goodyearrvtires.com/pdfs/tire-care-guide.pdf